布団の湿気で気分が悪いとお悩みのあなた!
なんとなく、だるさを感じたりしていませんか。
とくに梅雨の季節などは、ジメジメして気分が悪くなりますよね。
どうしても布団の構造上、湿気がこもりやすい…。
しかし、心配は無用です!
布団の湿気対策さえしっかりしておけば、快適な睡眠環境を取り戻すことができます。
この記事では、布団の湿気で気分が悪くならないための原因と対策をわかりやすくご紹介します。
湿気の理由を知り、適切な手入れと対処法を実践することで、気持ち悪さや湿気トラブルから解放されるので、ぜひ参考にしてみてください。
布団の湿気で気分が悪いなら原因を理解する!
どうしても湿った布団で寝ると気持ち悪さやだるさを感じてしまうでしょう。
そもそも、なぜ布団に湿気がこもるの?
その主な原因は以下の5つがあります。
- 寝汗が残り湿気の原因に
- 梅雨など湿度が高いと湿気がこもる
- 布団の下が湿っていると湿気がこもりやすい
- 長期間使い続けると湿気が溜まる
- 布団の構造上、湿気がこもりやすい
これらです。
寝汗が布団に残り湿気の原因に
就寝中に体から発する体温や汗が布団に吸収されると、そこに湿気がこもってしまいます。一晩寝るだけでも汗をかく人は多く、その汗が布団に浸み込むと湿気の原因になります。
汗は水分を含むので布団の中に残れば湿気がこもり、さらにはカビの発生にもつながってしまう可能性があるので注意が必要です。
梅雨など湿度が高いと布団に湿気がこもる
梅雨時期など湿度が高い環境下では、空気中の水蒸気量が多くなり、布団にその湿った空気が入り込みやすくなります。
部屋の結露対策を行っていても、布団の中に含まれる空気には湿気が含まれているので、完全に防ぐのは難しいでしょう。
布団の下が湿っていると湿気がこもりやすい
布団を敷いている場所や下地が湿っている状態だと、そこから湿気が上がって布団に移ってしまいます。
例えば畳の上に直接布団を敷いていると、畳の湿気が簡単に布団に移行します。ベッドを使う場合でも、床板の上に何も敷いていないと同様に床からの湿気が布団に移ってしまう可能性があります。
布団を長期間使い続けると湿気が溜まる
布団は長年使い続けると、中の綿や羽毛が潰れて固まり、通気性が悪くなってきます。通気性が損なわれると、布団の中心部まで湿気が行き渡りやすくなり、湿気がこもりやすい状態になってしまいます。
さらに寝汗などの汚れも年月とともに蓄積されていきます
布団の構造上、湿気がこもりやすい
布団の中は綿や羽毛などのわたが詰め込まれた構造になっており、そもそも通気性が良くありません。特に掛け布団の中の空気の流れは悪く、湿気が外に逃げにくくなっています。
また、布団には不織布やシートなどの通気性が悪い素材も使われているため、中心部まで空気が行き渡りにくくなっています。さらにふかふかの詰め物を多く入れた布団ほど湿気がこもりやすくなります。
通気性の悪さがそのまま湿気がこもる原因になっているのが布団の構造上の理由と言えるでしょう。
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このように布団が湿気る原因があることを理解してください。
布団の湿気で気持ち悪いときの対策について
湿った布団で気持ち悪くなったら、すぐに対策をすることが大事です。
湿気がこもった布団はカビの温床にもなりかねません。
以下の対策を実践することで、布団の湿気による気分の悪化を防ぐことができます。
- 湿気を取るために布団を日光に当てる
- 除湿機や除湿剤で部屋の湿気を取る
- 布団の手入れでこまめな湿気対策
- 布団カバーやマットレスカバーを活用
- 布団を定期的に新しいものと交換
湿気を取るために布団を日光に当てる
日光に当てることは、布団からの湿気を取り除く最も手軽で効果的な方法です。布団は中心部まで湿気が行き渡っているので、表面だけでなく中まで日光に当てられるよう、布団を適宜裏返しましょう。
直射日光に当てると効果的ですが、布団の生地を傷めないよう注意が必要です。また、カーテンなどを開けて部屋全体に日光を入れることで、部屋の湿気対策にもなります。晴れた日を狙って、布団の湿気を確実に取り除きましょう。
除湿機や除湿剤で部屋の湿気を取る
布団に湿気がこもる最大の原因は、部屋の湿度が高いことです。部屋の湿度が高いと、湿った空気が布団に入り込んでしまいます。除湿機や除湿剤を使えば、部屋の湿度をコントロールできます。
小型の除湿機なら布団の近くに置くことができるので、布団の湿気対策に直接的に役立ちます。一方、粒状の除湿剤なら適所に設置するだけで湿気を取ることができます。梅雨時期など湿度が高い時期には、積極的に除湿対策を行いましょう。
布団の手入れで湿気対策
布団を定期的に手入れすることで、湿気対策になります。掃除機で布団の中の汚れやほこりを吸い取ると、湿気がこもりにくくなります。また、布団をたたいて中の空気を入れ替えることで、通気性が良くなり湿気が抜けやすくなります。
寝汗などで濡れた場所は早めに布団を日光に当てて、乾燥させることが大切です。カビが発生する前に湿気を取り除く必要があります。日頃からの手入れと乾燥が、湿気対策の基本となります。
布団カバーやマットレスカバーの役割
布団カバーやマットレスカバーを使うと、寝汗などの湿気が直接布団に付着するのを防ぐことができます。カバーには吸湿性と防水性のある素材が使われており、布団への湿気の浸入を最小限に抑えてくれます。
カバーは手軽に洗濯できるので、布団本体よりも手入れが簡単です。布団に湿気がこもる前にカバーを洗う必要があります。布団の長持ちにもつながるので、カバーの活用は湿気対策に有効です。
布団を定期的に新しいものに交換する
長年使い続けた布団は、中の綿や羽毛がつぶれているため通気性が悪くなっていて、湿気がこもりやすい状態になっています。不織布やシートなど通気性の悪い材質の布団も同様です。
布団は消耗品なので、目安の3~5年を過ぎたら新しいものに交換するのが賢明です。新しい布団なら通気性が良好で、中の詰め物がふっくら空気を含むため、湿気がこもりにくくなります。寝心地の良さも取り戻せるでしょう。
やってはいけないこと!
布団の湿気対策をする上で、絶対にやってはいけないNGな行為があります。適切な方法を守らないと、かえって湿気の問題が深刻化してしまう可能性があります。
以下の点に注意しましょう。
- 布団を長期間そのままにしない
- 湿った布団をそのまま使い続けない
- 布団を直射日光に長時間当てすぎない
- 布団乾燥機の過剰使用に注意
- カビや湿気対策で薬剤を過剰に使わない
布団を長期間そのままにしない
布団を長期間そのままにしておくと、中の湿気が抜けなくなります。さらに皮脂汚れやホコリなどが溜まり、カビの発生原因にもなりかねません。季節外れで布団を出しっぱなしにするのは避けましょう。
不要な時は布団を上手に収納する必要があります。カバーをつけたまま布団を圧縮し、湿気の少ない場所に保管します。長期保管する際は、布団乾燥剤なども活用すると良いでしょう。布団を長期間放置すると、湿気で痛んでしまう恐れがあります。
湿った布団をそのまま使い続けない
寝汗で濡れた布団や、湿気で湿ってしまった布団は、そのまま使い続けるべきではありません。布団に湿気がこもったまま使えば、カビの発生や臭いの原因になります。
湿った布団は日光に当てて乾かすか、布団乾燥機で乾燥させることが大切です。夜に寝汗をかいた布団は、まず日中に日光に当てましょう。完全に乾いてから布団を使うようにしましょう。
布団を直射日光に長時間当てすぎない
日光に当てて布団の湿気を取ることは大切ですが、直射日光に長時間当てすぎるのは避けましょう。布団の生地を傷める原因になります。
特に夏場の直射日光は強力で、生地を変色やいたませてしまう可能性があります。湿気を取る程度の日光量で充分で、直射日光にさらし過ぎないよう気をつけましょう。
布団乾燥機の過剰使用に注意
布団乾燥機は便利な乾燥方法ですが、過剰に使うと布団を傷めてしまう可能性があります。熱が強すぎたり、長時間かけすぎると、布団の内部が痛んでしまいます。
乾燥時間は布団の種類や湿気具合に合わせて適切に設定しましょう。布団には必ずある程度の湿気が含まれているので、完全に乾きすぎないよう注意が必要です。
カビや湿気対策で薬剤を過剰に使わない
カビや湿気を取り除くための薬剤は、適量を守って使わないと布団を傷めてしまう可能性があります。過剰に薬剤をかけると、薬品が布団に残留し、肌に合わない場合もあります。
カビや湿気がひどい場合は、一旦専門家に相談するのがおすすめです。薬剤を過剰に使うよりも、根本的な湿気対策をすることが重要です。除湿対策や換気など、環境改善に努めましょう。
まとめ
湿った布団で気分が悪くなったり、不快な臭いに悩まされたりする経験は誰もがあるはずです。布団の湿気は寝汗や湿度の高い環境が原因で、放っておくとカビの温床にもなりかねません。
しかし、適切な対策さえすれば、快適な睡眠環境を維持できます。日光に当てる、除湿剤を使う、手入れを欠かさない、定期的に新しい布団に交換するなど、湿気対策にはさまざまな方法があります。
一方で、長期間放置したり湿った布団を使い続けたりするNGな行為には注意が必要です。布団の乾燥に気をつけ、薬剤の使い過ぎにも気をつけましょう。
湿気のない快適な睡眠は健康にも影響します。今日からでも布団の湿気対策に取り組んでみませんか? 気分の良い睡眠で、心身ともにリフレッシュできるはずです。
布団の湿気が気になる方必見の対策!