犬の飛びつき噛みつきを防ぐ方法！

犬の飛びつきや噛みつきを防ぐ方法ってどうすればいい？

散歩中に他の人や犬に飛びつこうとする、あるいは飼い主に噛みつこうとすることもあります。

飼い主さんなら、誰しも経験があるかもしれません。

子供がいると、犬の飛びつきや噛みつきに不安を感じるでしょう。

大型犬を飼っている方は、噛みつかれたら大怪我をする恐れも。

ですが….

犬の飛びつき噛みつきには原因があり、適切な対策と訓練を行えば、確実に改善できます。

本記事では、飛びつき噛みつきの対策や原因などを詳しく解説しています。

この記事を参考に問題行動改善に努め、愛犬と良好な関係を築きあげましょう。

 

 

犬の飛びつき噛みつきを防ぐ7つの方法

犬の噛みつきや飛びつきは、適切な対策と訓練を行うことで改善できます。

この章では、これら問題を防ぐ方法について解説します。

具体的には、以下の7つを意識したり、トレーニングすることが大事です。

①:散歩中の犬の飛びつき防止策

散歩中の飛びつきは、愛犬が他の人や動物を脅威と感じているサインです。

まずは、落ち着いた雰囲気作りと、リードの適切な使い方を徹底しましょう。

他人や犬が近づいてきたら、愛犬の気を逸らすよう訓練します。

さらに散歩コースを工夫し、人や動物との遭遇を最小限に抑えることも重要です。

②:飼い主への噛みつきを防ぐ対策

愛犬が飼い主に噛みつく理由は…

ストレス解消、遊びの延長線、支配欲の現れなど様々。

噛みつく背景をよく理解し、叩くなどの暴力は絶対に避けましょう。

むしろ無視して関心を逸らすことが大切です。

しつけと訓練により、飼い主への従順さを身につけさせる必要があります。

③:飛びつき癖を直すための訓練法

犬の飛びつき癖は、愛着の裏返しであることが多くあります。

しかし、この癖が治らないと危険です。

無視と放置はせず、飼い主側から強く注意を促すことが不可欠です。

次に「おすわり」などの基本的な訓練を重ね、従順性を身につけること。

さらに毎日のブラッシングなどを通して、飼い主への服従心を養うといいでしょう。

④:飼い犬の飛びつき癖を治す方法

飛びつき癖のある犬を治すには、原因を特定することが重要です。

例えば….

• 遊びの延長線上なのか？
• ストレス解消なのか？
• 支配欲なのか？

何が原因なのかで、対処法は変わってきます。

遊びだと思われる場合、玩具で遊ばせるなど、適切なストレス発散の機会を設けましょう。

支配欲が強い場合は、叱るよりも無視し続けることで癖を直します。

⑤:他人への飛びつき防止のしつけ

犬が他人に飛びつくのは本能的な反応で、見知らぬ者を危険視しているためです。

散歩の時に他人が近づいてきたら「おすわり」を徹底させ、飼い主の指示に従うよう訓練を重ねます。

また、犬をケージから出す際は、必ず飼い主から離れないよう指示することが大切です。

その上で、散歩が済んだら褒めるなど、他人に飛びつかなかった時の報酬も与えましょう。

⑥:大型犬の飛びつき噛みつき対処法

大型犬が飛びつき噛みつく場合、人体に重大な被害が及ぶ危険性があります。

そのため、厳しい訓練が不可欠です。

無作為に噛みつかないよう、強い意志を持って指導を続けなければいけません。

噛みつきに対しては、強くその場で制止し、「おすわり」などの基本訓練をする必要があります。

噛みつきが収まらない場合は、獣医や訓練士に相談するべきです。

⑦:大型犬の飛びつきトレーニング

大型犬の飛びつきは、小型犬以上に危険を伴います。

トレーニングは幼犬期から始め、飼い主への従順性を徹底的に叩き込む必要があります。

具体的には…

無作為に飛びつかないよう「おすわり」や「伏せ」の訓練を毎日行う。

また、褒美を与えることで、良い行動を覚えさせましょう。

⇒飛びつき・噛みつきをやめさせる”しつけ術”

 

犬の飛びつき噛みつき原因とは？

そもそも、飼い犬の飛びつきや噛みつきは何が原因なのか？

問題を解決するためには、原因を理解する必要があります。

ここでは犬の飛びつき噛みつきの主な理由や原因について解説します。

犬が飼い主に噛みつく心理的理由

犬が飼い主に噛みつく理由には、いくつかの心理的な要因があります。

このように、犬の噛みつきには様々な心理的理由が隠れています。

犬が他人に飛びつく本能的な原因

犬が他人に飛びつく本能的な原因は、以下の通りです。

理由	説明
恐怖や不安	犬が何かに驚いたり、危険を感じたときに防衛本能で噛むことがある。
ストレスや不満	ストレスが溜まっている場合、それを表現する手段として噛むことがある。
遊び	遊びの一環として噛んでしまうことがありますが、これはしつけが不十分なため。
テリトリー意識	自分の領域を守ろうとして噛みつくこともあります。
興奮や喜び	飼い主や他人に対する強い喜びや興奮を表現するため。
挨拶の一環	犬が他の犬や人に近づき、顔や手を嗅いで挨拶する自然な行動。
注意を引くため	自分に注意を向けてもらいたいと感じたときに飛びつく。
好奇心	新しい匂いや人、物に対する好奇心から。
狩猟本能	動く物に対する興味や追いかけたいという狩猟本能。
社会的学習	他の犬や自分の経験から学び、飛びつく行動を取る。

これらの行動を理解し、適切なトレーニングを通じて抑えることが重要です。

散歩中の犬の飛びつき理由と対策

散歩中の犬の飛びつきは、飼い主にとっても大きな不安材料です。

この問題の主な理由は、以下の3点が挙げられます。

1.他の人や動物を脅威と感じる
2.リードでの行動が制限されるストレス
3.興奮状態や気分転換を求める

散歩中は多くの刺激に囲まれ、上記のようなストレスがかかりやすい環境にあります。

そのため、事前に愛犬をリラックスさせたり、しつけを徹底することが大切です。

基本的に、「おすわり」や「伏せ」の訓練をするなどの対策が必要不可欠。

万が一飛びつかれた場合は、叩くなどの暴力は絶対に避け、冷静に対処する必要があります。

遺伝や環境が影響する飛びつき癖

犬の飛びつき癖には、遺伝的な要因と環境的な要因の両方が影響しています。

遺伝的な要因

まず遺伝的には、品種によって飛びつき癖が出やすいことがわかっています。

例えばテリア系の犬種は気が強く、飛びつきやすい傾向があります。

一方で、レトリーバーなどの犬種は温厚で飛びつき癖が出にくいとされています。

環境的な要因

環境的な要因としては、幼少期の経験が大きく影響します。

子犬の頃から主従関係が築けず、しつけが出来ていない場合、飛びつき癖が身につきやすくなります。

・・・・・

このように犬の飛びつき癖は、遺伝と環境の両面から影響を受けます。

品種を選ぶ際は特性をよく理解し、幼少期からのしつけを怠らないことが大切といえるでしょう。

飼育環境が原因の飛びつき噛みつき

犬の飛びつきや噛みつきは、飼育環境に大きく関係があります。

具体的には以下の通りです。

• 狭いケージで放置されている
• 運動不足が続いている
• 人間社会に適応できていない

狭いケージで長時間放置されていた犬は、ストレスから攻撃的になりがちです。

また、運動不足が続くと、エネルギーの発散がうまくできず、つい噛みつきなどの問題行動に出てしまいます。

さらに、幼少期から人間社会に適応できずに育つと、見知らぬものへの警戒心が強くなり、飛びつきやすくなります。

このように、犬を快適な環境で育てることが、飛びつき癖の予防につながるのです。

十分な運動や社会化の機会を設け、ストレスのない環境づくりが何より大切です。

⇒飛びつき・噛みつきをやめさせる”しつけ術”

 

注意したいポイントについて！

愛犬の飛びつきや噛みつきは、飼い主にとって大きな不安材料です。しかし、適切な対処と予防策を取れば、事故を未然に防ぐことができます。

注意したいことは以下のとおりです。

上記のポイントに気をつけ、落ち着いて対応することが大切です。

飛びつき癖のある犬への接し方

飛びつき癖のある犬に接する際は、特に注意が必要です。

まずは犬の気分を穏やかにさせることが重要です。

大声を出したり、威嚇する行為は控えめにしましょう。

リラックスした態度で接することで、犬も落ち着きを取り戻します。

また、飼い主の指示一つ一つを守らせることで、犬に規律を植え付けることができます。

飛びつかれそうになったら「おすわり」や「伏せ」の基本訓練を命じる。

犬の注意を別のところに向けさせるのも有効な対処法です。

噛みつかれた時の対処法

万が一愛犬に噛みつかれた場合、落ち着いて対処することが重要です。

絶対に犬を叩いたり、無理やり押さえつけたりしてはいけません。

怪我をさせかねず、かえって犬が攻撃的になってしまう可能性があります。

まずは、大きな声を出して犬の注意をそらし、威嚇することが大切です。

次に犬を別室に移動させ、落ち着かせましょう。

その後は、噛みつかれた傷口の手当てを優先してください。

子供への飛びつき噛みつき防止策

子どもは小さく力が弱いため、飛びつきや噛みつきにあると大怪我をしかねません。

安全確保のため子どもと犬を絶対に一人にしないことが鉄則です。

常に監視下におき、離れる際はしっかりとケージに入れましょう。

子どもにも犬との接し方のルールを教え、無闇に触ったり、邪魔をしたりしないよう指導することが大切です。

さらに、犬が子どもに対して危険な態度を示したら、すぐに別室へ移動させましょう。

大型犬の飛びつき噛みつきの危険性

大型犬の飛びつきや噛みつきは非常に危険です。

小型犬に比べ、体重や噛む力が圧倒的に強いため、ひとたび事故になれば重症を負う可能性が高くなります。

特に顔面を噛まれた場合は命に関わります。

大型犬を飼う場合は、徹底したしつけと訓練が不可欠です。

飼い主が常に制御できる関係を築き、問題行動を未然に防がなければいけません。

飼い主が気をつけるべき飛びつき予防

飼い犬の飛びつき噛みつき問題を予防するには、飼い主が心がける点が多くあります。

犬に対する扱いが大雑把だったり、しつけが行き届いていないと、問題行動が身につきやすくなります。

また、犬への無関心や放置が、愛情の欠如となりかねません。

犬と十分なコミュニケーションを取り、飼育環境を整えること。

そして幼少期から規律あるしつけを心がけることが、予防対策の基本となります。

ささいな気づかいが、大きな事故を防ぐ一助となるのです。

⇒飛びつき・噛みつきをやめさせる”しつけ術”

 

さいごに！

今回は「犬の飛びつき噛みつきを防ぐ方法」について解説しました。

愛犬の飛びつきや噛みつきは、飼い主にとって大きな不安材料です。

しかし、適切な対処と予防策を取れば、事故を防ぐことができます。

飛びつき癖のある犬には、しっかりと指示を徹底することが大切です。

愛犬と幸せに暮らすためにも、飛びつき噛みつきの原因を理解すること。

安全確保のためにもしっかりと愛犬をしつけて対策を行いましょう。